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フリーランスになってわかった仕事のむつかしさ

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この記事は「フリーランスアドベントカレンダー」最終日の記事です。2014に続き2年目ですが、(´ ºムº `)さんが「今年もやりましょう」と言ってくださって、脱落者ゼロ、急かしたりしないのにみなさんほぼその日中に上げてくださって…主催が遅刻して本当にすみません!!!

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自己紹介

大阪で「spicagraphスピカグラフ」という名前でフリーランスのデザイナー&イラストレーターをしています、10月で9周年になりました。フリーになったきっかけは「デザインをもっとやりたい」というだけの突発でしたが、9年の間に子どもが生まれライフスタイルが変化がしたり、様々な人と出会う機会に恵まれ、過去の自分が仕事に対していかにダメだったかということを痛感します。そのことを今日は書いてみようと思います。

フリーランスと会社員の違い

会社員のころ、漠然としたイメージはこんな感じでした。でもいま考えれば、どっちも一緒なんですよね。お給料は社員全員で働いた中から出ているわけで、当然仕事がなければ収入ゼロ(その前に倒産ですが)、安定してみえるのは計画的に資金をプールしているだけで、年末調整だの保険年金だの、手続きをしてくれる人だって、会社にいる以上はお給料をもらってそこにいるわけで。つまりフリーランスと会社員って、実質一緒だなって思うようになりました。会社員のときには「会社」という単位が大きくて、その辺の想像力が乏しかったなと思います。

朝が弱いもので会社員の頃は毎朝の通勤が憂鬱でした。しかし、わざわざオフィスを構えて社員を全員集合させるには意味があるわけで。フリーになってみて、やはり一緒に仕事をする人と会って話す、というのは一番のコミュニケーションだと感じます。メールもSkypeもありますが、やっぱり「そこにいる」「顔を合わせて話ができる」というのは大きいと思い知らされました。リモートワークを取り入れるところも増えましたが、それはきちんとした信頼関係の上になる立つものだろうと想像します。

おおきな組織の中にいると、自分の仕事が全体にどう影響するのか、ということを想像しにくくなります。仕事をする様子を「歯車」なんて表したりしますが、どこかひとつの歯車が動かなければだめになってしまうのだ、ということを思えば必要でないポジションなんてないですよね。

フリーランスは非効率?

乱暴な言い方かもしれませんが、フリーランスは決して「効率のいい働き方」ではないと思います。

ひとりで一通りやるのは結構大変

それぞれ得意分野を担当するのが効率いいよね…

あれっ?これ会社だね!

と言う単純なことに気がついたりしました。仕事にしても、ひとりでやっていると受けられる仕事はやはり少ないですし、体調を崩したときなどの代わりはいません。それはクライアント側から見ても少しリスクになってしまうなと感じることもあります。

しかしフリーランスには「身軽さ」と「自由」があります。自分ひとりで働いているなら「仕事をする」「しない」まで自由にできます。逆に、フリーランスって自由以外にメリットある?とも思います。何かもひっくるめると、本当に「自由」のひと言につきます。

フリーランスにこの先はある?

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フリーランスになってすぐは、仕事があるだけでもありがたい、と言う感じでちょっと金額に見合わないなと思うような仕事もしていました。しかし何年か経つと同時期に複数の仕事の打診をいただくような状況も出てきて、「自分はなにをやりたいのか」という仕事の軸を持って決めなければいけない時期が来ます。

フリーランスのその先に「社員を増やして法人化する」ということがあります。すごい仕事をされる方々が法人化されるのを見ていると、全て自分の自由にできた状況を捨てて、誰かの人生を背負うというのはすごいことだと感じます。でもそれって、かつてお世話になってきた会社の社長や、立ち上げメンバーは同じ想いをしてきてるはずなんですよね。身近な方を見てやっとそういうことに気がつきました。

すごい方なのにずっとフリーランスという方ももちろんいます。そういう方は「自由を愛しすぎている」か「面倒くさがり」か、「よほど変わり者」だなと思っています(すみません)。

最近は会社という形ではなく、それぞれ独立したフリーランスで「チームを組む」という形態も増えているように思います。仕事の安定だけでなく、Webの仕事が「ホームページを作る」だけではなくなって、専門知識を持ち寄れるというメリットもあるのだろうと思います。

「自宅で仕事」は子育て家庭にはやっぱりうれしい

わたしは子育て家庭にフリーランスが向いている、とは思いませんが(会社員とフリーどちらにもメリットがある)、「自宅で仕事できる」という状況はありがたいと思います。

いまは4歳の息子を保育所に通わせながら自宅で仕事中ですが、ひょんなことから最近4ヶ月ほど常駐のアルバイトをさせていただく機会がありました。日頃仕事をしている時間と同じなので、生活はさほど変わらないだろうと思ってたのですが、ぜんぜん違いました…何がって「雨がふっても洗濯ものを取り込めない」「仕事の合間に夕飯の下ごしらえができない」!4ヶ月の間子どもが体調を崩すことは幸い無かったのですが、そういうとっさのときに対応できるのも自宅仕事のいいところです。

これからの目標

去年のカレンダーでは「直クライアント案件を増やす」という目標があったのですが全く達成できず…来年も引き続き目標にします。あとは、今年は小規模ながら前でお話させていただく機会をいただくことがありました。自分の仕事なんて誰の参考にもならないだろうと思っていましたが、受け取り方はひとそれぞれなので(何だったら反面教師に)、ブログにしろ登壇にしろ、いいことも失敗したこともどんどんお見せして行こうと思います。

カレンダーからの質問

机やイスにこだわりありますか?
腰に負担がかかるようになってきたので、岡村製作所さんの「Shift」というチェアを去年思い切って買いました。女性の体に合うチェアってなかなか少ないのですが、これは割とコンパクトで体にフィットします。大阪グランフロントにあるショールームで座り倒して決めたので、興味がある方は座りに行ってください。
これがないと!というお気に入りツール・環境はありますか?
Firewo(
5年前、5年後のじぶんはどう思いますか?
5年前は子どもがいるとは思いませんでした。5年後はもっといい仕事ができるようになっているといいなあ…
「フリーランスになりたい」と相談されることありますか?また答えは?
「どうやってなるんですか?」「制作会社とかに入った後の方がいいですか?」というように質問されることはたまにあります。フリーランスにはいつでもなれますし、経験は関係ないと思います。フリーになる目標があって会社員になるなら最初からそういうスタンスで入った方がいいだろうとは思います。
フリーランスやめたくなることありますか?
誰かと一緒に仕事をしたい、と思うことはよくあります。
気分転換やストレス解消にしていることありますか?
ストレスなどない!と思うことです(認めないstyle)。

まとめ

あまりフリーランスとは関係のない話になってしまいましたが…自己紹介的なものは去年書いたので、ことしは仕事について思うところを。働き方は様々ですが、何のためにそれそするのか、ということを一番にできるようこれからもやって行きたいと思います。

カレンダーに参加くださったみなさん、今年もいいお話ありがとうございました。

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