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#LOVEFONT 2014 女性的な曲線が魅力的な「Didot」

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この記事は「#LOVEFONT Advent Calendar 2014」第15日目の記事です。大好きなフォントを語るというこの企画、去年のLino scriptに続いて、今年はハイブランド女性誌ではおなじみ「Didot」です。

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Didotとは

Didot(ディド)とは、フランスのフェルミン・ディド(1764-1836)によって作られた「モダン・ローマン体」です。名前を知らなくてもこれを見れば分かる、という有名ロゴはこちら、ハイブランドファッション誌「VOGUE」のロゴです。このロゴからも分かるように、女性的・高級感を感じるデザインに用いられることが多いです。

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好きなところ

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Didotはレギュラー、イタリック、ボールドの3種類。スッと真っすぐ伸びた太いストロークに極細のセリフがとてもモダンな、ハッとするような目を引くフォントです。この極端な太さの違いにより、小さい文字や本文には向かないフォントだと思います。ロゴや見出しに映える「主役フォント」です。数字や記号では緩やかなカーブも取り入れられて、なんだかかわいい印象にも見えます。美人でスラッとしているのに冷たい感じはしない、どこか「かわいい」と感じる不思議なフォントです。

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ローマン体を並べてみるとDidotの形の面白さがよくわかります。オールド・ローマンがペンで書いたような筆運びなのに対し、モダン・ローマンは烏口で書いたようなスキッとした線です。すごく表現がむつかしいのですが感じたままに書くと、サンセリフのようなスッキリした印象と、ローマン体の緩やかな曲線どちらもいいとこ取りのような、とても特徴的なフォントです。

同じモダン・ローマン体として「Bodoni」が挙げられます。形や系統はよく似ているのですが、Didotが魅せるフォントなら、Bodoniは読ませるフォント、という感じがします。ちなみにBodoniについては「Webデザインのタネ」さんがLOVEFONT企画で「かわいいんだけど、芯は強いの。Bodoni #LOVEFONT」という記事を書かれているのでそちらもどうぞ。

わたしがよく使うデザイン

デザインでは、見出しやアイキャッチに使うことが多いです。サンセリフ体やゴシック体とも相性がいいので、単一な印象にならないように組み合わせて使うとデザインにリズムが出る気がしています。ベタ部分が多いことがイラストレーションのような効果を生むのか、数字や記号をポンと置くだけでも目に留まるアイキャッチになると思います。

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ちなみに文字の中では「i」が一番かわいいと思います。上の●との距離感、直線と丸だけで構成されたこのシンプルさ、かわいい!と思える形です。

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入手方法

Didotと言っても、調べてみると様々種類があるようで、有名なものとして1991年に作られた復刻版「Linotype Didot」があります。他にもオリジナルから様々なディドが生まれているようで、「HTF DIDOT」や「Didi」「CBS DIDOT」というフォントにも行き着きました。ちなみにDidotはMacOSにバンドルされていますが、どのDidotなのかまでは調べられませんでしたすみません。しかしフォント一覧を見るとすごいですね、有名フォントがずらり。これだければすぐにデザインが始められそう…

まとめ

今回はとても有名なフォントを紹介してしまったのであまり驚きもないと思うのですが…女性向けデザインをあまり作られない方には馴染みがないこともあるかな?と思って書きました。上でも書きましたがDidotには色々な種類があるようで、VOGUEのロゴとインストールされているDidotを重ねたところ、やはり少し形の違いが見受けられます(ロゴは個別に調整されたのかもしれませんが)。そんなことを知ることが出来たので、わたしにとってはとても有意義なきっかけになりました。

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#LOVEFONT Advent Calendar 2014」昨日は@naoi109さんの紹介する「かわいらしくて存在感のあるフリーフォント「Sacramento」について #LOVEFONT」です、こちらもぜひどうぞ。明日は@kmhiyoさん!宜しくお願いします。

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