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デザインを担当している「いいものマガジン」が全日本DM大賞銅賞&審査員特別賞を受賞しました

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デザイナーとして参加している和気産業株式会社発行の「いいものマガジン」が、全日本DM大賞銅賞&審査員特別賞クリエイティブ部門を受賞しました!月一発行のこの冊子がどのようにできているのか、受賞の決め手は何か、裏側をちょっとご紹介。

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いいものマガジンとは?全日本DM大賞とは?

いいものマガジンとは

いいものマガジン」は、和気産業株式会社さんが月一で発行している、全国のホームセンターのバイヤーさんに向けたDIYの情報誌です。和気産業株式会社さんはDIY(Do It Yourself)の商品開発や販売を行うDIYの専門商社。社内で制作されてきた「いいものマガジン」を2015年にリニューアルされ、ロゴを制作&デザイナーとして参加しています。

贈賞式の様子

全日本DM大賞とは、日本郵便株式会社が行うDM(ダイレクトメール)のアワードです。いいものマガジンは銅賞と、審査員特別賞クリエイティブ部門という賞をいただき、W受賞となりました。

いいものマガジンができるまで

いいものマガジンは月一発行、2016年3月からページが8ページに増え、編集部&制作は9名となりました。和気産業株式会社社員は編集長・副編集長の3名のみ、レポーターは二人のお子さんを持つ主婦、ライターは外部のパートナー会社、デザイナーとイラストレーターは3名ともフリーランスという面白いチームです。

チーム構成

打ち合わせは月一回、主なやりとりはChatWork

月に一度の打ち合わせで、午前と午後に分けて8ページ分の打ち合わせを行います(わたしはSkype参加)。それ以外のコミュニケーションはChatWorkを利用しています。ファイルが添付できる、携帯からも確認できる、TOや返信や引用など9名でも会話が混同しにくい、UIがやさしい、という点が良いところです。様々な業種の混合チームですが、導入には特にハードルもなかったように感じます。

デザイナーは2名で4ページずつ担当、制作はIllustrator

こういう役割分担でデザインを作っています。2-3ページ、4-5,7ページはレイアウトのフォーマットを決めずに毎回テーマに合わせて作っているので、楽しく読みやすい紙面になるように、締め切りぎりぎりまでブラッシュアップを頑張っています。

ブラッシュアップの様子

紙面づくりで気をつけていること

いいものマガジンは、主にホームセンターのバイヤーさんに読んでいただくものです。例えば商品の紹介の場合、「これを買いたい」ではなく「これを買いたい、と思わせるようなこれを仕入れたい」がゴールとなります。収納家具のDIYを手順を追って紹介する特集もありますが、これもやはり「DIYをする人がどんなことを考えて商品を選ぶのか」「作ってみてどんな感想を持ったのか」というところがポイントです。ターゲットの視点がむつかしい分、「誰が」「どんな気持ちになる」ことがゴールなのか、を意識しながら作っています。

いいものマガジンの受賞の決め手

身も蓋もありませんが、「コンテンツ力」としか言いようがありません。このプロジェクトに参加させていただいて「いいコンテンツと出会うことはデザイナーにとって一番幸せなことだ」とひしひし感じています。和気産業さんの自社発信はいいものマガジンだけでなく、WAKIテレビブログなど様々に取り組まれています。DM大賞もまさにコンテンツ力の勝利、「発信すること」「価値をつくること」への意識の高さはいつも勉強させていただいています。

贈賞式が始まる前、編集長をはじめチームの皆さんと「いいものマガジンはこれからも続いていく、来年金賞を狙ってリニューアルするぞ!とはならないね」というお話をしていたのですが、審査員特別賞をいただいて、「いいものマガジンはこれでいいんだ」と言っていただいた気がします。しかも「クリエイティブ部門」というのは、コンテンツをDIYしていると言える、いいものマガジンに一番うれしい賞でした。

情報発信をすること

企業が自ら発信する力を持つことは、ビジネスの面だけでなく、家族に誇れる仕事であると共に少子化の中で優秀な人材へのアピールにもなり、企業価値を高めることだと感じています。デザイナーとして、そのコンテンツをきれいに整えるのではなく、どう見せるか、どう生かしていくのかを考えるところから関わっていけたらと思います。

いいものマガジンは、カインズホームさんでは売り場で配布され、一般の方でも読んでいただけますし、PDFも毎月掲載されています。お見かけの際にはぜひ手に取ってみてくださいね!

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