この記事は「LT Advent Calendar 2016」の第22日目の記事です。今年は初めてLT(ライトニングトーク)をする機会がありました。これまでの登壇経験と合わせて、わたしなりに気をつけていることを書きます。
はじめてLTしてきました
LT(ライトニングトーク)とは、5分程度で行われるプレゼンテーションのことです。勉強会やカンファレンス、その懇親会などで行われることが多いものです。スタイルは自由なのですが、Web制作者の集まる場ではスライドを用意し、プレゼンすることが多いです。
わたしも2016/12/3の「関西フロントエンドUG 年忘れLT大会」で、初めてLTをしてきました。「LTした人はピザやドリンク無料!」という企画のおかげでみなさん率先して前に出ていくので、すごくいい取り組みだなと思います(主催者さんのお財布は心配ですが)。
5分でできるといえども、その中で言いたいことをまとめるのは結構大変。決して「メインプレゼンのおまけ」ではないのですが、とはいえ5分であれば用意も少なく、初めて人前に立つ機会にはおすすめです。「人前で話すのが苦手で・・・」という人のために、緊張しいのわたしなりのアドバイスをいくつか。ちなみにわたしはDJに憧れを抱いているので、今回は聞き手の皆さんのことを「フロア」と呼ぶことにします。
緊張して普通、隠さなくていい
最初に「緊張しています」と伝えてしまう。これだけでもじぶんの心理ハードル結構下がります。
しかし「緊張しています、聞きづらかったらすみません」と謝る必要はありません。「仕事が忙しくて昨日の夜スライドを作りました」も言わなくていいです、そこは秘密にして「いかにも数日前から練ってきた話」として話しましょう。その方が聞いている方も満足感があります。
緊張しているときほどフロアを見渡せ
人前に立つとフロアの視線を一斉に浴びますが、そこで萎縮してスライドやPCの画面に視線を落としてしまうと、もう上げることができません。緊張しているときほどフロアを見渡しましょう。大丈夫、みんな割と真剣に聞いてないし、じぶんを見てません。
フロアをかぼちゃと思えという通説もありますが、逆に怖いですかぼちゃしかないフロアなんて。みんな割と温かい血の通った人間です、大丈夫。
コールアンドレスポンスをしよう
LTの内容に合わせて、コールアンドレスポンスをしてフロアと一体感を高めましょう。「この◯◯を知っている人はいますか?」「デザイナーの方はどれくらいいますか?」と挙手を求めるのです。レスポンスがあれば「みんな聞いてくれてる」という安心にもなりますし、フロアも参加している気持ちが芽生え一体感が高まります。
しかしやりすぎは禁物。コールアンドレスポンスでLTを完成させてしまう猛者もいますが、初心者は2-3の質問にとどめるのがオススメです。
困ったらダンシング
それでもLT中緊張してきた・・・!というときは体を動かして気を紛らわせましょう。スクリーンのスライドを指差してみたり、オーバーなジェスチャーをしたり。人は動くものを目で追うものですから、ここぞというときに動きを取り入れるのもオススメです。
まとめ
少ながらず前でお話しさせていただく機会があるのですが、最近になってやっと少しずつ感覚がつかめてきました。下調べをしたりスライドを作ったり・・・かかる時間を考えると負担が大きいですが、その分得るものも大きいです。機会があればぜひ5分でも、前でお話ししてみてください。
今年作ったスライドなど。