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【育児ネタ】「ホコリで人は死なないから大丈夫」に苦しめられてはいけない

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わたしはいま3歳の息子を子育て中です。いまはペースも掴めて気持ちに余裕ができましたが、1年目にはつらいことも多かったです。同じ3歳の娘さんを持つ、Webデザイナー宇都宮(mojamojayoriko)さんの記事「新米ママに告ぐ。“丁寧なくらし”に憧れるにはまだ早い【洗濯・掃除編】 – おなじといっしょ」を拝見して、いま振り返ってやっと分かった「自分がつらかったこと」を書いてみようと思います。

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出産してすぐ

子どもが生まれたのは2011年4月、そこから1歳になる2012年4月までフリーランスをお休みして、専業主婦をさせてもらっていました。実はこの頃の記憶はほとんどなくw いま写真を見返せば赤ちゃんの息子はとってもかわいいのですが、当時はとてもそこまでの心の余裕がなかったです。

好きなだけ仕事をして合間に洗濯や掃除、主人が帰ってくるまでに夕飯を用意すればいい、というのんきな生活は一変しました。主人の仕事の帰りは早くても21時。週末は育児や家事を手伝ってくれたり、3人で出かけたりしたものの、1歳で保育所に入るまで一人になれたのは歯医者と美容院の数時間だけでした。

自然と掃除も洗濯も炊事も怠りがちになり、そのことに悩んで本や知恵袋を見ると「大丈夫!ホコリくらいじゃ死なないから!」という言葉。いま思い返せば、この言葉に勝手に苦しんでいた1年間だと思います。

ホコリくらいじゃ死なない

今なら分かる、今なら言える。そう、

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よく考えてみて欲しい、この答えは「パンツがうまく履けないんです」「大丈夫!パンツ履けなくても死なないから!」と同等である。こんなに問題を解決せず希望も叶えず無責任な回答はない。

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わたしがしたいのは何か?掃除だ。じゃあ1日息子を旦那さんに預けて一心不乱に無我夢中で掃除をすればよかった。それでスッキリして、またニコニコ過ごせば良かった。いまは本当にそう思う。大事なのは「ホコリが舞っていても見なかったことにする」ではなくて「じぶんの希望を通して満足する」ことだった。

掃除だけではない、食事だって手の込んだものは作りにくくなる。そんなとき欲しい言葉は「簡単なものでいいよ」「スーパーのお惣菜もおいしいよ」ではない。たまには時間をかけてゆっくりお料理をして「おいしいよ」と言われたいのだ。

もちろんこの言葉たちが、「育児が大変だろうから」「時間がないだろうから」という気遣いから来ていることは重々分かっている。しかし「ホコリくらいで死ぬ」人はいなくても「じぶんの思い通りに掃除できないストレスで死ぬ」人はいるんじゃないかと本気で思っている。当時は「掃除だ料理だと、子どものことに集中できないなんてダメな母親だ」くらいには思っていた。そういう人に、大丈夫!そんなことないよ、と伝えたい。

出産前と比べないということ

出産して2年くらいは「早く前のように戻らないと」と思っていた。それは生活も体型も夫婦も。でも「戻るってどこに?」と気がついたのは割と最近。戻る必要はないし、はっきり言ってそれは不可能なことなのだ。今の生活に最適化していくしかない。

限られた時間の中で家事をする、というのは最たるもので。いずれそうなるものだったけれど、産後すぐはそれが理解できず、とにかく過去との落差に悩み苦しかった。まわりと比べてはいけない、という話はよく見るけれど、実は悩みの種はもう少し身近にもいるのだった。

おわりに

これはわたしの話で、全ての人に当てはまる訳ではない。でも、もし小さい子を持つ奥さんに「最近料理が簡単でごめんね」と言われたら「今度子どもを見ているから、前に作ってくれたあれ、また食べたいな」と言ってみて欲しい。そして「おいしい」と褒めて、自信を取り戻させてあげて欲しい。

何かのお役に立てたら幸いです。

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