デザイナーのイラストノート

フリーランスデザイナーのわたしが「発言に気をつけている」ことのお話

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いつもSNSで自由な発言をしているわたしですが、フリーランスのデザイナーとしていくつか「発言に気をつけている」ことがあります。今日はそのお話です。

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気をつけていること

  • 「やりたいこと」を発言すること
  • 「発言がじぶんの価値を下げる」こと
  • 「しなきゃいけない」に注意すること

「やりたいことを」発言すること

最近よく「やりたいことは口に出したほうがいい」という話を聞きます。それは半分「その通り」、しかし半分は「こわい面もある」というのがわたしの感覚です。

例えば、フリーランスのデザイナーが「アプリのデザインやりたい」と思ったとして、口に出しているだけでは叶うことは少ないでしょう。じぶんが「どんなスキルなのか」を公開しておかないと、単なる「絵空事を口にする人」になってしまうことにもなりかねません。

わたしは「イラストの仕事をしたい」とかねてから発言もしてきましたが、たとえプライベートの落書きであっても、TwitterBehanceで公開するようになってからイラストの仕事がぐんと増えました。それはわたしが「ちゃんとイラストを描ける人」だと、示せたからだと思っています。営業のために始めたことではないですが、「このBehanceの絵をクライアントに見せていい?」と聞かれる機会も増えてとてもありがたいです。

「やりたいこと」を発言する、アピールするのは大事なことです。しかし「それに対してどんなことができるのか」を公開しておくのは同じくらい大事です。

「発言がじぶんの価値を下げる」こと

これは以前「自信がない」じぶんとのつき合い方、でも書きましたが、わたしは自信をなくしやすく、少しの失敗・些細なきっかけでも驚くほど心が弱くなってしまいます。

例えば、仕事につまづいて何気なくTwitterに「わたしはダメなデザイナーだ」と呟く。例えば、スケジュールがタイトな仕事の打診に「100%のクオリティを出せるかどうか…」と返信する。なぜこんなことを?と考えた結果、それは「ただの保身」だと気がつき、やめることにしました。

フリーランスはエンターテイナーであるべきだし、デザイナーに大切なのはコミュニケーション能力だと感じます。デザインはすでに理論化されており、「作れる人」は溢れています。そこで差別化できるデザイナーの多くは、「コミュニケーション能力に長けた人」だと、わたしは感じています。

フリーランスデザイナーは、直接コンタクトを取る前に「SNSが最初のコミュニケーションになってしまう」ことがあります。そこでの発言を見て、「頼みたくないなあ」と思われるのは非常に大きな損害ですし、残念ながら損失は測りようもありません。

デザインは毎回、目的に対しての手段が違うものです。こわさや難しさを感じるのはそれを真剣に感じているからこそ、しかし、出来上がって「がっかり」と言われないように先回りしてじぶんを下げるのはわたしの良くない癖です。できないこと、懸念点はきちんと伝える、その上で「厳しい条件だけど頑張ってみます!任せてください!」と言えるかどうかでデザインの完成度は変わってきます

「しなきゃいけない」に注意すること

Web業界の流れは非常に早く、また業界内での情報も活発なため、常に焦燥感を覚えてしまいます。しかし時間は有限です、わたしが何かに取り組もうとしたとき、「できたほうがいいと思って」と「どうやったらできるようになりますか」という言葉が出たときは、一度立ち止まることにしています。

いつもと違う勉強会に出て、「めずらしいね」と言われてとっさに、「できた方がいいと思って」と発言してしまうことがあります。しかしこれまでの経験上、「困ってから取り組む」でも十分間に合うことが多いですし、「目的がないと身につかない」ことも多いです。このことばが出たときには、「時期尚早」と判断して「知識として知っておく」にとどめることにしています。

「どうやったらできるようになりますか?」というのはわたしの悪い癖で、例えばphpであったりJavaScriptであったり、じぶんにはできない領域のスペシャリストとお話する機会に、ついつい聞いてしまいます。しかし、もしじぶんが「どうやったら絵を描けるようになりますか?」と聞かれた時を想像すると、それが意味のない質問であることがわかります。

どちらのことばも、じぶんの「やりたい」の粒度がまだ荒いことがわかります。わからないことを質問するのは大事ですが、「やる気がない」とも取られかねないので、「これができない」と言うくらいの詳細度になるまでは、質問を飲み込むことにしています。

まとめ

こうやってまとめてみると、いかに自分がネガティブなことばを発してきたかがよくわかります…!!あとで傷付かないための保身がじぶんの価値を下げては元も子もありません。まだまだ改善中ですが、自戒の念をこめて書くことにしました。

必要以上にじぶんを良く見せる必要はありませんが、じぶんを奮い立たせる意味でも、発することばには気をつけていきましょう!

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